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特集 副腎腫瘍を再考する―診断と最新の低侵襲治療
副腎腫瘍の外科的治療
Surgical treatment for adrenal tumor
戸澤 啓一
1
Keiichi Tozawa
1
1名古屋市立大学大学院腎・泌尿器科学分野
キーワード:
副腎腫瘍
,
腹腔鏡手術
,
ロボット支援手術
Keyword:
副腎腫瘍
,
腹腔鏡手術
,
ロボット支援手術
pp.576-579
発行日 2014年7月20日
Published Date 2014/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413103632
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要旨 腹腔鏡下副腎摘除術はわが国の腹腔鏡手術の中で,最も歴史が古く,確立した手技として定着している。最近では,手術適応も褐色細胞腫や転移性副腎腫瘍まで広がりつつある。さらなる整容性の獲得,機能温存に向けて,単孔式腹腔鏡手術も導入され,機器の発展も伴い外科治療の選択肢の1つとなりつつある。また,海外ではロボット支援副腎摘除術も報告されるようになってきたが,コストの面など課題が多く,わが国では現時点では治療の選択肢とはなっていない。本稿では,これらをふまえ,副腎腫瘍に対する外科的治療の最近の動向と将来展望について概説する。
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