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編集後記
郡 健二郎
pp.528
発行日 2012年6月20日
Published Date 2012/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413102843
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第100回日本泌尿器科学会総会(会長東京大学本間之夫教授)が盛会裡に終えられた。今年の総会は,例年の学術集会に加えて,第100回記念式典などが厳かに執り行われ,印象深い学会であった。会員にとっては,先達が築かれた輝かしい100年の歴史を振り返り,これからの泌尿器科を展望する機会が得られたものと思う。
本間会長によると,今年の総会では3つのこと(①全国各地で開かれた市民公開講座,②「アップデート」での15の講演,③international session)に力を入れられたとのことである。これらの企画は,いずれも当初の目論見は達成されたものと思う。多くの聴衆が一堂に会し,豊かな内容であった。あえて言えば,日泌学会の国際化を推し進めるために設けられたinternational sessionの参加者は,これまでの日泌総会と同じように十分ではなかったのは,これからの「課題」と言える。
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