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セミナー ここまできたトランスレーショナルリサーチ・2
膀胱内圧の非接触連続監視のための閉鎖ベローズ式感圧機構をカプセル化したテレメーター発振器
Closed bellows pressure sensor telemeter transmitter for unconstrained continuous monitoring of intracorporeal pressure
松本 成史
1
,
竹内 康人
2
,
植村 天受
1
Seiji Matsmoto
1
,
Yasuhito Takeuchi
2
,
Hirotsugu Uemura
1
1近畿大学医学部泌尿器科
2鹿児島大学工学部情報工学科
キーワード:
膀胱
,
静圧
,
テレメーター
,
カプセル
Keyword:
膀胱
,
静圧
,
テレメーター
,
カプセル
pp.401-405
発行日 2008年5月20日
Published Date 2008/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101504
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要約:蓄尿と排尿のプロセスは外乱に対して鋭敏なため,その無妨害動態観測には種々の問題点が残っている。本研究においてはこの主旨により最も妨害の少ない手法として膀胱内に送り込まれてしばらく停留し,そこの静圧情報をセンスして連続送信してくるカプセル状のテレメーター発信機を構想し,設計,試作,モデル実験および動物実験を行って実用化の見通しをえたので報告する。感圧変位系に直結した可変インダクタンス式のLC発信回路が電池とともに外部尿道を通過しえる直径6mmほどのカプセルに収容され,その発振コイルの放つ高周波磁束を体外からサーチコイルと狭帯域ヘテロダイン受信機で捕足し,発振信号の周波数ないしは位相推移を精密に計測することで圧の推移を観測する。In-vivo実験では,家兎の膀胱内において排尿反射および自然放尿の過程を数時間にわたり何回か観測することができた。
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