Japanese
English
特集 泌尿器科救急
急性陰囊症
Acute scrotum
加藤 祐司
1
,
玉木 岳
1
,
佐々木 寛
1
,
倉 達彦
1
,
佐賀 祐司
1
,
柿崎 秀宏
1
Yuji Kato
1
,
Gaku Tamaki
1
,
Yutaka Sasaki
1
,
Tatsuhiko Kura
1
,
Yuji Saga
1
,
Hidehiro Kakizaki
1
1旭川医科大学医学部泌尿器科
キーワード:
急性陰囊症
,
精巣捻転症
,
精巣外傷
Keyword:
急性陰囊症
,
精巣捻転症
,
精巣外傷
pp.1073-1078
発行日 2007年12月20日
Published Date 2007/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101314
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要旨 急性陰囊症は,泌尿器科救急の代表的疾患の1つである。精巣捻転症と他の急性陰囊症との鑑別診断に必要な臨床的特徴と相違について理解することにより,時期を逸せず精巣捻転症に対する緊急手術を選択することが可能となり,かつ不要な手術を回避できると考える。超音波カラードプラ検査は急性陰囊症の鑑別には必須であり,普段から慣れておくべきである。精巣捻転症および精巣外傷の手術・治療後に起こり得る造精能の低下・精巣萎縮については,患者,家族への十分な説明と長期間の経過観察が必要となる。
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