Japanese
English
特集 Female urology
泌尿器科領域における女性外来の現状
The present condition of female urology clinic in Japan
加藤 久美子
1
,
村瀬 達良
2
,
鈴木 省治
3
Kumiko Kato
1
,
Tatsuro Murase
2
,
Shoji Suzuki
3
1名古屋第一赤十字病院女性泌尿器科
2名古屋第一赤十字病院泌尿器科
3名古屋第一赤十字病院産婦人科
キーワード:
女性泌尿器科
,
腹圧性尿失禁
,
性器脱(骨盤臓器脱)
Keyword:
女性泌尿器科
,
腹圧性尿失禁
,
性器脱(骨盤臓器脱)
pp.745-750
発行日 2006年9月20日
Published Date 2006/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100734
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨 女性泌尿器科は,関連の専門外来を名乗るものだけで全国に42以上あり,インテグラル理論に刺激された腹圧性尿失禁および性器脱の術式開発,過活動膀胱の薬剤開発,間質性膀胱炎の研究で活況を呈している。腹圧性尿失禁に対するTVT手術,TOT手術,性器脱に対するTVM(tension-free vaginal mesh)手術,P-IVS(posterior intravaginal slingplasty)手術などのメッシュ手術は今後増加が予想される。この分野は一般社会に疾患として認知されておらず,受診を促すには適切な医療連携,啓発活動が必要である。担当者として女性医師に一定のメリットはあるが,性別にかかわらず排尿骨盤底医療へ熱意と力量のある人材が求められる。泌尿器科,産婦人科,外科が協力した女性骨盤底医療センターが1つの未来像である。
Copyright © 2006, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.