病院めぐり
古川市立病院泌尿器科
沼田 功
pp.438
発行日 2004年5月20日
Published Date 2004/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100551
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古川市は東北新幹線で仙台から北へ一駅(約15分)のところにあり,東北自動車道,古川インターもあるため交通の便の大変よいところです。北は栗駒山を仰ぎ,江合川と鳴瀬川が流れる大崎平野の中心にあり,水のおいしさにも恵まれ,全国でも有名な「ササニシキ」や「ひとめぼれ」といったお米の誕生の地です。現在では仙台のベッドタウン化が進み,人口8万人規模の都市となっていますが,平成17年4月には周辺7市町の合併で,14万人規模の「大崎市」になり,「古川市立病院」もそれに伴い「大崎市民病院」に変わる予定です。
当院の前身は,昭和13年12月,県下初の古川町を中心とする20数か町村の産業組合出資による「大崎医療利用組合連合会」が発足させた大崎久美愛(おおさきくみあい)病院です。以後さまざまな変遷を経て,昭和32年6月に「古川市立病院」に改称,開院当時の病床数は一般140床,結核60床,伝染病18床でした。その後,小児科,整形外科,泌尿器科などを増設し,昭和46年12月に総合病院として承認されました。現在では人工腎臓透析センター,救急医療センターも開設し,病床総数452床,診療科18科,常勤医師72名(うち臨床研修医23名),1日の外来患者数は約1,000名となっています。平成15年7月には病院機能評価の認定を受けました。
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