Japanese
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綜説
陰茎切断・陰茎再接着術の要点
Clinical points of penile amputation and replantation
丹治 進
1
Susumu Tanji
1
1岩手医科大学医学部泌尿器科
1Department of Urology,Iwate Medical University School of Medicine
pp.95-105
発行日 2005年2月20日
Published Date 2005/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100176
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要旨 陰茎切断は,稀な疾患で,自傷がその原因であることが多い。性器自傷は,精神医学領域の問題が背景となっており,最近では統合失調症に代わって,性同一障害などの人格障害が増加傾向にある。切断陰茎は,陰茎再接着術により救急的な救済が得られる。その制限時間は,24時間ともいわれているが,はっきりとした根拠はない。陰茎の血管神経系が再吻合されなくとも,勃起機能の温存が得られる報告が多いことから,陰茎深動脈の再吻合の必然性はいまだ示されていない。一方,皮膚や亀頭の欠損は,陰茎背動静脈再吻合で著明に改善される。
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