Japanese
English
症例報告
スナノミ症の1例
A case of tungiasis
佐山 重敏
1
,
大野 佐代子
1
,
澤見 万里
1
,
天野 博之
2
Shigetoshi SAYAMA
1
,
Sayoko OHNO
1
,
Mari SAWAMI
1
,
Hiroyuki AMANO
2
1天理よろづ相談所病院皮膚科
2天理よろづ相談所病院海外医療科
1Department of Dermatology, Tenri Hospital
2Department of Overseas Medical Services, Tenri Hospital
キーワード:
スナノミ
,
人畜共通寄生虫
,
輸入寄生虫症
Keyword:
スナノミ
,
人畜共通寄生虫
,
輸入寄生虫症
pp.689-691
発行日 1994年7月1日
Published Date 1994/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412901275
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ケニアで感染したと思われる38歳,男性に生じたスナミノ症の1例を報告した.臨床像は右足底に見られた直径約5mmの孤立性の白色丘疹で,中央に黒点を伴っていた.自覚症状は著明でなく,不快感を訴える程度であった.丘疹部の角層を除去し,内容物を押し出して作成した組織標本で,スナノミのものと思われる構造物を認めた.治療は,寄生部位を掻爬し,10%ポビドンヨードゲルの外用を行った.
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