Japanese
English
症例報告
趾間の有棘細胞癌
Interdigital Spinalioma of the Feet
青木 見佳子
1
,
矢島 純
1
,
本田 光芳
1
,
簡野 晃次
2
,
百束 比古
2
,
齋藤 裕
Mikako AOKI
1
,
Jun YAJIMA
1
,
Mitsuyoshi HONDA
1
,
Koji KANNO
2
,
Hiko HYAKUSOKU
2
,
Hiroshi SAITO
1日本医科大学皮膚科学教室
2日本医科大学形成外科学教室
1Department of Dermatology, Nippon Medical School
2Department of Plastic and Reconstructive Surgery, Nippon Medical School
キーワード:
趾間の有棘細胞癌
,
難治性趾間びらん・潰瘍
,
疣贅状隆起性病変
,
wide deep biopsy
Keyword:
趾間の有棘細胞癌
,
難治性趾間びらん・潰瘍
,
疣贅状隆起性病変
,
wide deep biopsy
pp.909-911
発行日 1993年9月1日
Published Date 1993/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412901010
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68歳,女性の左第3趾間に生じた有棘細胞癌の1例を報告した.足白癬・疣贅として長期間加療され,当科でも皮膚生検まで施行しながら確定診断にいたるまで1年6カ月を要した.趾間の有棘細胞癌は極めて稀であるが,臨床的に趾間びらんに酷似するため見過ごされる例が多いと思われる.また小型の病巣で深部に浸潤する傾向があるため,診断には十分な深さと大きさを有する生検が必要である.
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