カラーアトラス
Adenoid Basal Cell Eoithelioma
小方 冬樹
1
,
山田 伸夫
1
,
盛岡 奈緒子
1
,
奥野 哲朗
1
,
中林 康青
1
Fuyuki OGATA
1
,
Nobuo YAMADA
1
,
Naoko MORIOKA
1
,
Tetsuro OKUNO
1
,
Yasuharu NAKABAYASHI
1
1三井記念病院皮膚科
1Department of Dermatology, Mitsui Memorial Hospital
キーワード:
adenoid basal cell epithelioma
,
nodulo-ulcerative form
Keyword:
adenoid basal cell epithelioma
,
nodulo-ulcerative form
pp.638-639
発行日 1993年7月1日
Published Date 1993/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412900947
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患者 47歳,男
初診 平成元年9月5日
家族歴および既往歴 特記すべきことなし.
現病歴 小児期より左下眼瞼に径1cmほどの黒色皮疹が存在していたという.平成1年3月初旬より徐々に増大し,時々出血するようになったため,当科初診となった.
現症 左下眼瞼,やや外側よりに30×14×17mm大,弾性硬に触知する類円形,境界比較的明瞭な腫瘤が単発していた.この表面には著明な毛細血管拡張が認められ,腫瘤の中央部には頂点に潰瘍を形成した黒色結節が存在した(図1).なお,所属リンパ節腫脹は認められなかった.
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