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Rinsho Hifuka Volume 46, Issue 3 （March 1992）

臨床皮膚科 46巻3号（1992年3月発行）

Japanese English

原著

リンパ節像がAngioimmunoblastic Lymphadenopathy（AIL）に類似し，死亡した成人Still病 A Fatal Case of Adult Onset Still's Disease with Lymphnode Histology Simulating Angioimmunoblastic Lympadenopathy (AIL) 石垣優 ¹ , 佐竹立成 ² Masaru ISHIGAKI ¹ , Tatsunari SATAKE ² ¹名古屋掖済会病院皮膚科 ²名古屋掖済会病院病理科 ¹Department of Dermatology, Nagoya Ekisaikai Hospital ²Department of Pathology, Nagoya Ekisaika Hospital キーワード：成人Still病 , angioimmunoblastic lymphadenopathy , リンパ節 , 剖検 Keyword: 成人Still病 , angioimmunoblastic lymphadenopathy , リンパ節 , 剖検 pp.221-226

発行日 1992年3月1日 Published Date 1992/3/1

DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412900561

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Abstract 文献概要
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　原因不明の弛張熱，発熱時に顕著な関節痛，リウマトイド疹と，肝脾腫，リンパ節腫脹，臨床検査など成人Still病に合致し，初期には消炎剤が有効であったが，しだいに効かなくなり，リンパ球刺激試験にて多薬剤に陽性，肝機能障害高度，胸水高度となり呼吸不全にて死亡．剖検にて，全身の臓器にリンパ球，形質細胞などのびまん性の浸潤が見られた．自験例は，数日持続する丘疹の集簇，全身臓器への強い細胞浸潤，リンパ節生検所見がangioimmunoblastic lymphadenopathy（AIL）の初期像に類似していた点が特徴であった．成人Still病のリンパ節は広いスペクトルをとり，おおむねreactive hyperplasiaであるが時にAIL様のこともあり，そのうちごく一部が予後不良のものと考えた．