Japanese
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特集 最近のトピックス Clinical Dermatology 1991
IV 治療のトピックス
保湿外用剤
Skin moisturizer
服部 道廣
1
Michihiro HATTORI
1
1花王株式会社生物科学研究所
1Kao Biological Science Laboratories
キーワード:
保湿剤
,
水分保持機能
,
入浴剤
,
皮膚状態測定
,
無浸襲
Keyword:
保湿剤
,
水分保持機能
,
入浴剤
,
皮膚状態測定
,
無浸襲
pp.129-132
発行日 1991年4月15日
Published Date 1991/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412900349
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角層は乾燥条件下にあっても,自ら水分を一定に保つ機能を具えている.この水分保持機能については,①天然保湿因子(NMF),②皮脂膜,③細胞間脂質の役割が考えられている.角層の水分保持機能の機構を理解することは,臨床の場において乾燥性の皮膚に対する保湿外用剤の適用を考える上で有意義なことである.本項では,角層と水分との関わりあいや皮膚の乾燥性変化を臨床の場において検討する方法,ならびにそれによる外用保湿剤の評価につき,近年の研究報告をもとに概説する.また,入浴の場を利用した油性保湿外用剤の効果に関する最近の報告例を紹介し,皮膚科領域における入浴利用の有用性につき述べてみたい.
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