連載 Clinical Exercise・146
Q考えられる疾患は何か?
大内 健嗣
1
1慶應義塾大学医学部皮膚科学教室
pp.845-846
発行日 2019年10月1日
Published Date 2019/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412205854
- 有料閲覧
- 文献概要
- 参考文献
症例
患 者:29歳,男性
主 訴:顔面の紅色結節
生活歴:28歳まで東南アジアに居住していた.
現病歴:初診3か月前から顔面左側に紅色隆起性結節が出現し,徐々に増数・増大した(図1a).左側頭部や結節で囲まれている部分に特に触覚・温痛覚の鈍麻を認め,左大耳介神経の肥厚も触知した(図1b).初診2週間後には皮疹部の腫脹,疼痛の増強があり,閉眼困難,口角下垂などの神経障害の増悪を認めた.
Copyright © 2019, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.