Japanese
English
原著
表在性基底細胞上皮腫の2例
Two Cases of Superficial Basal Cell Epithelioma
薄場 秀
1
,
馬場 俊一
1
,
鈴木 啓之
1
Shu USUBA
1
,
Shunichi BABA
1
,
Hiroyuki SUZUKI
1
1日本大学医学部皮膚科教室
1Department of Dermatology, Nihon University School of Medicine
pp.979-983
発行日 1985年11月1日
Published Date 1985/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412203354
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65歳男子と39歳女子の表在性基底細胞上皮腫(SBCE)を報告し,若干の考察および統計的観察を行った.その結果,第1例は熱傷が発症誘因になったと思われる例,第2例は比較的若年に発症した例である.光顕的に自験例2例とも,腫瘍周囲の間質には酸性ムコ多糖類の沈着が認められた.さらに第1例では,電顕的にもルテニウム赤処理を行い,同部位に酸性ムコ多糖類の沈着がシダ状に認められた.
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