Japanese
English
原著
Juvenile Spring Eruptionの1例
A Case of Juvenile Spring Eruption
中村 雄彦
Takehiko NAKAMURA
pp.263-266
発行日 1983年3月1日
Published Date 1983/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412202808
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7歳,男児,3月初旬より両側の耳輪より耳垂にかけて紅斑,丘疹,水疱を生じ,皮疹は約7日で一旦軽快するが再燃する,尿中コプロポルフィリン,ポルフォビリノーゲンは陰性.血中免疫グロブリン値正常.組織学的に,表皮の肥厚,角質の増殖,真皮血管周囲の小円形細胞浸潤がみられる.晴天下で長時間,戸外で耳を露出させて野球をやった翌日に皮疹の新生があり,紫外線との関連が病因として考えられた.本例は,症状,経過などよりjuvenile spring eruptionと考えられる.
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