Japanese
English
原著
乳房外Paget病の3例
Extramammary Paget's Disease
猿田 基司
1
,
飯塚 一
1
,
三浦 祐晶
1
Motoji SARUTA
1
,
Hajime HZUKA
1
,
Yusho MIURA
1
1北海道大学医学部皮膚科教室
1Department of Dermatology, Hokkaido University, School of Medicine
pp.159-163
発行日 1982年2月1日
Published Date 1982/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412202583
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典型的な乳房外Paget病3例を報告した.第1例は82歳男性の肛囲ならびに外陰部に存在し,組織学的に腫瘍細胞巣は表皮内に限局していた.コバルト照射により治療したが再三再発をみた.第2例は78歳男性の外陰部に存在し,組織学的に面皰癌であった.外科的治療を施行したが,術後脳血栓症を併発した.第3例は71歳男性の外陰部に存在し,組織学的に面皰癌であった.外科的に治療を行ない,現在経過観察中である.乳房外Paget病の起源および治療法の選択について考察を加えた.
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