Japanese
English
原著
Bromodermaの1例
A Case of Bromoderma
奥村 睦子
1
,
志賀 暁子
1
,
穀内 純江
1
,
小塚 雄民
2
Mutsuko OKUMURA
1
,
Akiko SHIGA
1
,
Sumie KOKUNAI
1
,
Takehito KOZUKA
2
1市立豊中病院皮膚科
2大阪大学医学部皮膚科学教室
1Division of Dermatology, Toyonaka City Hospital
2Department of Dermatology, Osaka University School of Medicine
pp.229-233
発行日 1979年3月1日
Published Date 1979/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412202030
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要約 40歳,主婦.10年来神経症で治療を受けている.約2ヵ月間ブロムカリ1.5g/日の内服投与を受けたが,内服開始して約2週間後,外傷に一致して左下腿前面に癤様皮疹が出現した.漸次増大増悪し,表面疣贅状の境界明瞭な有痛性腫瘤を形成する.同時に頭部背部などに痤瘡様発疹が多発した.下腿腫瘤はブロムカリ内服中止後約1ヵ月で赤紫色斑となって消褪し,痤瘡様発疹も同様経過を経て消失したが,約1年半後ブロム剤を再び投与されたことにより,項部背部などに痤瘡様発疹の再発をみた.
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