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特集 皮膚疾患の電子顕微鏡像(2)
Darier病および家族性良性慢性天疱瘡の電子顕微鏡的観察
AN ELECTRON MICROSCOPIC STUDY OF ACANTHOLYSIS IN DARIER'S DISEASE AND FAMILIAL BENIGN CHRONIC PEMPHIGUS
荒井 邦夫
1
Kunio ARAI
1
1金沢大学医学部皮膚科教室
1Department of Dermatology, Kanazawa University School of Medicine
pp.415-420
発行日 1968年4月25日
Published Date 1968/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412200324
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I.はじめに
家族性良性慢性天疱瘡とDarier病,これら両者における共通の病理組織学的所見は表皮層内の棘融解によるラクーネの形成である。棘融解はWilgramら2)4)5)6)のいうように,トノフィラメント・デスモゾーム複合体の崩壊によると思われるが,その際,トノフィラメントとデスモゾームのどちらが先に侵されるかについては問題がある。著者はこの問題点を解明する目的で以下の研究をした。
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