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増刊号特集 最近のトピックス2014 Clinical Dermatology 2014
3.新しい検査法と診断法
QFTとT-SPOT
New tuberculosis diagnostic tools:QuantiFERON and T-SPOT
石井 則久
1
,
中永 和枝
1
,
四津 里英
2
Norihisa ISHII
1
,
Kazue NAKANAGA
1
,
Rie Roselyne YOTSU
2
1国立感染症研究所ハンセン病研究センター
2国立国際医療研究センター病院皮膚科
1Leprosy Research Center, National Institute of Infectious Diseases, Tokyo, Japan
2National Center for Global Health and Medicine Center Hospital, Tokyo, Japan
キーワード:
結核
,
BCGワクチン
,
ELISPOT検査
,
IFN-γ
,
QFT-3G検査
Keyword:
結核
,
BCGワクチン
,
ELISPOT検査
,
IFN-γ
,
QFT-3G検査
pp.78-81
発行日 2014年4月10日
Published Date 2014/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412103975
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要約 世界の1/3の人に結核菌の感染の既往があり,そのなかから毎年860万人が患者として発症し,130万人が死亡している.日本では年間2万人以上の結核の新規患者がおり,死亡者は2,000人を超えている.皮膚結核も毎年100名程度発症する.細胞性免疫を利用したIFN-γ検出系を用いた新しい結核の検査であるQFT-3GとT-SPOTが開発された.ツベルクリン反応とは異なり,BCG接種に左右されないin vitroの検査である.接触者検診や生物学的製剤使用前の結核スクリーニングに有用性が示されている.皮膚結核における検査法としての有用性は今後の課題である.
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