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文献紹介 慢性特発性蕁麻疹に対する抗IgE抗体,オマリズマブの治療効果(第3相試験)
大井 裕美子
1
1慶應義塾大学
pp.179
発行日 2014年2月1日
Published Date 2014/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412103902
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慢性特発性蕁麻疹は,明らかな誘因なく蕁麻疹が6週間以上持続するもので,血管浮腫を伴う場合もある.多くは1~5年蕁麻疹が続き,患者のQOLに大きく影響する.
慢性特発性蕁麻疹の治療としてはまず抗ヒスタミン薬の内服を開始,効果不十分な場合には抗ヒスタミン薬の増量や変更,ロイコトリエン拮抗薬の投与が推奨され,それでも効果ない場合には免疫抑制薬の投与やDDSの投与が望まれる(Allergy 64:1427, 2009).
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