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特集 最近のトピックス2013 Clinical Dermatology 2013
4.皮膚疾患治療のポイント
抗ヒスタミン薬増量のポイントと根拠データ
The data underlying the increasing antihistamines
谷崎 英昭
1
Hideaki TANIZAKI
1
1京都大学大学院医学研究科皮膚科学
1Department of Dermatology, Kyoto University Graduate School of Medicine, Kyoto, Japan
キーワード:
非鎮静性抗ヒスタミン薬
,
ヒスタミン
,
蕁麻疹
,
蕁麻疹診療ガイドライン
,
かゆみ治療
Keyword:
非鎮静性抗ヒスタミン薬
,
ヒスタミン
,
蕁麻疹
,
蕁麻疹診療ガイドライン
,
かゆみ治療
pp.128-131
発行日 2013年4月10日
Published Date 2013/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412103627
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要約 かゆみを伴う疾患に対する抗ヒスタミン薬の増量は,病変標的部位に十分量の薬剤を到達させるうえで有効な投与法であるといえる.投与薬剤を増量することで効果の増強が期待しうることは以前より経験的に知られており,文献的に報告されている薬剤以外の非鎮静性抗ヒスタミン薬においても同等の効果が得られると予想される.一方で,抗ヒスタミン薬の増量投与にあたっては,各薬剤における有害事象の出現も増大する可能性があることを念頭に置くべきである.有害事象のなかでは,眠気や倦怠感など患者が自覚できる副作用のみならず患者が自覚しにくく医師が評価するのが困難であるインペアード・パフォーマンスなど鎮静作用の増強についても特に注意が必要である.
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