書評
―編:内富庸介,藤森麻衣子―がん医療におけるコミュニケーション・スキル悪い知らせをどう伝えるか[DVD付]
垣添 忠生
1
1国立がんセンター
pp.642
発行日 2008年8月1日
Published Date 2008/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412102077
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『がん医療におけるコミュニケーション・スキル─悪い知らせをどう伝えるか』が医学書院から刊行された.編集は内富庸介,藤森麻衣子の両氏,執筆は国立がんセンター東病院,同中央病院,聖隷三方原病院,癌研有明病院,静岡県立静岡がんセンターなど,いずれも日々がん患者や家族と濃密に接するベテラン揃いである.
患者・家族と,医療従事者との関係,特に患者と医師の間の意思疎通,コミュニケーションは医療の原点である.最近の診療現場の多忙さは危機的である.限られた時間の中で患者と医師がコミュニケーションを図ることは至難になりつつある.とはいえ,患者-医師関係を構築するうえでコミュニケーションは避けて通れない.
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