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特集 ウイルス感染症に強くなる!—予防・診断・治療のポイント
《各論》
インフルエンザ/アデノウイルス感染症
Influenza, adenovirus infection
齋藤 雄一郎
1
Yuichiro Saito
1
1斎藤クリニック
キーワード:
気道ウイルス感染症
,
感染予防対策
,
迅速診断
,
抗微生物薬適正使用
Keyword:
気道ウイルス感染症
,
感染予防対策
,
迅速診断
,
抗微生物薬適正使用
pp.627-633
発行日 2022年7月20日
Published Date 2022/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411203087
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POINT
●A型インフルエンザウイルスは,数十年に一度,不連続変異してパンデミックを起こす。
●現行のインフルエンザワクチンの主目的は,高い感染防御効果ではなく,重症化予防と間接的予防効果である。
●ヒトアデノウイルス(Ad)は,飛沫,接触により伝播し,型や種によって多種多様な症状を引き起こす。
●咽頭結膜熱は,小児に多くみられるが成人にも発症する。感染拡大防止には接触感染対策が重要である。
●Ad下気道感染症に対する経口Ad生ワクチンは,米国で認可されているが,使用は軍人(新兵)に限られている。本邦では認可されていない。
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