Japanese
English
特集 細菌感染に立ち向かう—抗菌薬使用の新常識
《抗菌薬使用の手引き》
—見慣れた感染症を見直そう—抗菌薬の適応と適正使用
Upward revisions to common diseases; its indication and appropriate use for antimicrobials
平井 由児
1,2,3,4,5
Yuji Hirai
1,2,3,4,5
1東京医科大学八王子医療センター感染症科
2東京医科大学八王子医療センター感染制御部
3順天堂大学総合診療科
4東京女子医科大学感染症科・血液内科
5多摩北部医療センター内科(感染症)
pp.442-448
発行日 2019年5月20日
Published Date 2019/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411202096
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
POINT
●抗菌薬の適応か否かを検討することは,抗菌薬の適正使用の重要な要素である。
●「かぜ」はウイルス感染症であり,抗菌薬は不要である。
●「かぜ」に抗菌薬を投与しても,その後に発症する中耳炎などの細菌感染症を予防できない。
●急性扁桃炎は,A群溶連菌が強く疑われる際にペニシリン系抗菌薬で治療を行う。
Copyright © 2019, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.