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特集 頭頸部癌に対する薬物療法—最新情報
切除不能再発・転移頭頸部癌に対する薬物療法
Palliative chemotherapy for unresectable recurrent or metastatic head and neck squamouse cell carcinoma
今村 善宣
1
Yoshinori Imamura
1
1神戸大学医学部附属病院腫瘍・血液内科
pp.233-237
発行日 2018年3月20日
Published Date 2018/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411201525
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POINT
●再発・転移例の治療目標は延命・緩和であり,薬物療法の適応ならびに薬剤選択を慎重に検討する。
●一次治療として,5-FU+プラチナ系薬剤の併用療法に対するセツキシマブの上乗せ効果がEXTREME試験で示されており,現在の標準治療となっている。
●プラチナ抵抗例に対して,ニボルマブの有効性と安全性がCheckMate 141試験で示され,新たな標準治療となった。
●プラチナ抵抗性とは,化学放射線療法や一次治療としてプラチナ系薬剤を使用してから6か月以内に再発・進行をきたした場合を指す。
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