医療ガイドライン
平衡機能障害の認定法と書類の書き方
時田 喬
1
,
小高 真美
1
1岐阜大学医学部耳鼻咽喉科教室
pp.427-432
発行日 1988年5月20日
Published Date 1988/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411200161
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I.身体障害者福祉法における平衡傷害の認定と耳鼻咽喉科医の貢献と責務
1.平衡機能と平衡傷害
われわれは立ち,歩き,走るという日常の動作を,とくに身体の安定さに気を配ることなく行うことができる。むずかしい運動でも練習すれば,目的遂行のための運動にのみ意識を集中し,とくに身体の安定さに気を配ることなく行うことができる。 これは動作を行うにあたっては,随意運動とともに不随意的に姿勢の維持,運動の遂行を助けるためのつぎの諸機構が働いているためである。
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