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特集 急性感音難聴の取り扱い
2.急性感音難聴の診断と治療―幼児から小児
2.Treatment of acute sensorineural hearing loss in children and infants
守本 倫子
1
Noriko Morimoto
1
1国立成育医療センター耳鼻咽喉科
pp.25-32
発行日 2010年1月20日
Published Date 2010/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411101532
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Ⅰ.はじめに
小児急性感音難聴の診断で最も難しいことは,その難聴が急性なのか陳旧性か,それとも先天性にあったものなのか,はっきりしないことである。児がはっきり症状を言えるようになるのはおよそ5歳頃からであろう。しかし,その頃から心因性難聴を呈することもあるため,児の訴えた症状が信頼できるとは限らない。治療が必要な難聴を見逃さないことが大切である。
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