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特集 耳鼻咽喉科専門研修をはじめる医師へ―症例報告発表・論文執筆のコツ,注意点
4.文献検索の方法―発表,論文への応用
4.The methods of the literature retrieval―Application to the presentation and publication of the articles
古川 政樹
1
,
根本 明宜
2
,
天明 二郎
3
,
古川 まどか
4
Masaki Furukawa
1
1横浜市立大学附属市民総合医療センター医療情報部
2横浜市立大学附属病院医療情報部
3横浜市立大学医学情報センター
4神奈川県立がんセンター頭頸部外科
pp.65-72
発行日 2008年1月20日
Published Date 2008/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411101197
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Ⅰ.はじめに
小論では,主として症例報告の学会発表や論文作成を目的とした文献の検索,入手方法,管理,利用法などについて,最近の傾向を含めて基本事項を概説する。
筆者が必要に迫られて検索をするようになった20年以上前は,自分が購読している雑誌や医局,図書館にある蔵書を1冊ずつ取り出し,実際になかをめくって必要な論文を探し出した。既に製本され重たくなった古い雑誌を,書庫から持ち出してコピーするなど,文献検索,収集はどちらかというと肉体労働であった。ネットワークの発達に伴い,検索そのものは机に向かったままで可能となったが,反面,情報が氾濫して,今度は,いかに多くの事項から取捨選択をするかが難しい時代となった。小論が,読者の皆さんにとって,自分なりに文献を整理,活用するための一助となれば幸いである。
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