焦点 文献検索の舞台裏
報告
研究における文献検索の方法および文献の活用に関する一報告
近澤 範子
1,2
1芸西病院
2聖路加看護大学修士課程
pp.259-264
発行日 1986年4月15日
Published Date 1986/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681200879
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はじめに
このレポートの趣旨は,看護研究における文献検索の方法と文献の活用について,具体例としての体験を報告し,研究における文献検索の意義について考察することである。
筆者はこの春,聖路加看護大学大学院研究科修士課程を終了したが,修士論文を作成するにあたり,いわゆる研究(research)のプロセスを体験的に学習した。これまでstudyを手がける機会はあったものの,研究の方法論を体系的に学び,自ら選択したテーマについて実践し,論文を作成することは,全く初めての体験であった。聞きしに勝る苦労もあり,また結果に照らして反省や後悔をする点も多々あるが,分けても文献検索の大変さと重要性を痛感している。このレポートを通して,筆者の体験が,研究を志す方々にとって,いくらかでも今後の参考資料となれば幸いである。
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