Japanese
English
症候群事典 M
Munchausen syndrome
Munchausen syndrome
西村 忠己
1
,
細井 裕司
1
1奈良県立医科大学耳鼻咽喉科
pp.193
発行日 2006年4月30日
Published Date 2006/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411100415
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定義・概念
1951年,Asher1)により報告された症候群で,現実的利益を認めない身体症状の自己産出,あるいは偽装を特徴とする疾患である。当初の報告では,患者の特定の「困った」行動パターンや人格傾向が注目されていた。しかしその後,徐々に疾患概念が変化し,現在の診断基準では虚偽性障害のなかに含まれ,身体症状を自ら慢性的に産出する一群を指すようになった。
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