特集 オキュラーサーフェスToday
Ⅴ トピックス—基礎と臨床
分子生物学
角膜と細胞外マトリックス
沢口 昭一
1
,
福地 健郎
1
1新潟大学医学部眼科学教室
pp.219-221
発行日 1997年10月20日
Published Date 1997/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410905645
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角膜は生体の中で最も透明性の高い組織の一つであり,この透明性の獲得,維持のために角膜を構成する細胞外マトリックスは,他の結合組織を構成する細胞外マトリックスとはその分子組成がいくぶん異なっている。角膜を構成する細胞外マトリックスの分子種は,大きく分けてコラーゲンとプロテオグリカンである。この項ではさらに近年注目されている細胞接着分子についても,細胞—細胞外マトリックスとの相互関係から,最近の知見を交えて述べる。
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