Japanese
English
連載 眼科図譜・346
角膜後面に強い滲出を伴った角膜内皮炎
Corneal endotheliitis with massive retrocorneal exudates
松尾 俊彦
1
,
岡田 大造
2
,
松尾 信彦
1
Toshihiko Matsuo
1
,
Daizo Okada
2
,
Nobuhiko Matsuo
1
1岡山大学医学部眼科学教室
2三原赤十字病院眼科
pp.1722-1723
発行日 1995年11月15日
Published Date 1995/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410904659
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緒言
炎症の場が主に角膜内皮にある疾患を角膜内皮炎という。その特徴としては角膜内皮および実質深層の浮腫性混濁があり,炎症反応として豚脂様角膜後面沈着物が内皮炎の部位あるいはその回りに見られる1)。原因としては角膜内皮に対する自己免疫現象やヘルペスウイルス感染が考えられている1,2)。角膜後面に白色の滲出物を伴った角膜内皮炎を経験したのでここに供覧し,その治療に対する反応性について述べる。
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