Japanese
English
連載 Clinical Challenge・26
スギ花粉症が遷延,重症化した症例の診断
Diagnosis for a patient with prolonged and exacerbated Japanese cedar pollinosis
庄司 純
1,2
Jun Shoji
1,2
1日本大学医学部視覚科学系眼科学分野
2庄司眼科医院
pp.576-579
発行日 2022年5月15日
Published Date 2022/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410214368
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症例
患者:41歳,女性
主訴:両眼の眼搔痒感,充血,眼脂
現病歴:スギ花粉飛散時期から,鼻炎症状(くしゃみ・鼻汁)に加えて眼搔痒感が出現したため,近医を受診したところ,スギ花粉症と診断された。眼搔痒感,充血,および眼脂は5月以降も症状が続き,6月から両眼の症状が増悪したため,日本大学医学部附属板橋病院アレルギー外来に紹介された。以前から,豆乳・キウイ・サクランボ・ナシ・リンゴを食べると,口の中が痒くなることがあった。
既往歴:幼少期にアトピー性皮膚炎の治療歴がある。40歳のときに出産している。
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