抄録
第15回日本眼光学学会
Charlcs J. Campbell
1
,
Charles J. Koester
1
1コロンビア大学眼科
pp.913-917
発行日 1980年6月15日
Published Date 1980/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410208138
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特別講演
眼光学機器:二つの新しい進歩
人間の眼は非常に鋭敏であり,しかも高度に機能的である。これには生理的に複雑なバランスがとれ,解剖的にも構造がきわめて緻密である必要がある。たとえば眼圧は正確に調節され,角膜の正常な構造と透明性は保たれなくてはならない。
前者としては従来の圧平型眼圧計と異なったより正確な眼圧計の設計,および臨床的成績が示された。また後者はバランスされた脱水作用が必要で,これはすなわち内皮細胞の完全な機能によっている。このいみでスペキュラーマイクロスコープは角膜疾患の研究に大きな進歩をもたらした。高い解像力と広い視野をもつ新しい顕微鏡が開発され,その構成と臨床的成績が示された。
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