集談会物語り
仙台眼科集談会について
浦山 晃
1
1東北大学眼科教室
pp.1505-1506
発行日 1957年12月15日
Published Date 1957/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410206198
- 有料閲覧
- 文献概要
こゝに述べる仙台眼科集談会は,極く最近に始まつたもので,即ち桐沢教授の東北大学御就任を機に,昭和31年5月より発足したものである。
仙台地方における,眼科集談会に類する会合の古い歴史については,本誌9巻7号(昭和30年)の集談会物語り「東北眼科集談会の記」に譲るが,戦後昭和21年に発足した東北眼科集談会が,昭和25からは発展的に改称して東北眼科学会となり,年々回を重ねていることは既に述べた通りである。この学会は,近年は年一度の開催で,また2,3年に一度は,新潟〜北陸,北海道地方会とも合同して北日本眼科学会の名の下に,開催地を新潟,札幌など持ち廻つていた関係上,当地方眼科医の方々は,学会等の機会に比較的恵まれざる状況にあつた。偶々宮城県眼科医会の側において,最近の社会状勢に対応せんがためにも,より屡々会合を持つて愈々結束を固めたいとの希望あり,教室内において行つていた抄読会がその母体ともなれば,ということで,桐沢教授,阿部宮城県眼科医会々長その他の方々のお話合の上,本会の設立が決定されたわけである。
Copyright © 1957, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.