学会印象記
第27回日本臨床眼科学会
田村 修
1
1徳島大学
pp.156-157
発行日 1974年1月15日
Published Date 1974/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410205066
- 有料閲覧
- 文献概要
10月27日,今日から学会が始まる。昨日は暗くなつて旅館に着いたので,会場の場所がわからない。旅館で聞いたところ,すぐそこに見える尖つた屋根の建物が文化会館だと聞かされた。天気も良いことだし,時間に余裕もあるので文化会館まで歩くことにした。文化会館の屋根の上の小高い丘に緑に囲まれたお城が見えた。後で聞いたところでは,これはお城の形をした郷士館だとのことで,古い時代の出土品等も沢山あるとのことだつた。この郷土館は会場から近くもあるし,一度行つてみようと思いながら時間の都合が悪かつたり,雨が降つたりでその機会がなく残念だつた。
郷土館のすぐ下に特徴のある屋根が見え,その前の広場では自動車が慌しく出入している。これが本日のグループディスカッションの会場の一つである文化会館で,明日の総会の会場でもある。玄関を入ると天井の高いロビーがあり,その中央に大きな男の人の像が背中を向けて立つている。またそこにはブラジルから送られてきたとかいう化石もあり,美術館へ入つたような気分になつた。このロビーで学会の受付をすませた。名礼とホールダーの大きさが合わないのがちよつと気になつた。時計を見ると開始までに30分近くもあり,機械展示もまだ準備している所もあるので西側玄関前の広場へ出てみた。
Copyright © 1974, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.