学会印象記
第26回日本臨床眼科学会
鈴木 宜民
1
1千葉大学
pp.221-224
発行日 1973年2月15日
Published Date 1973/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410204908
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第26回日本臨床眼科学会は去る10月21(土),22(日)の両日,横浜市紅葉が丘の県立音楽堂を中心会場として,横浜市大眼科学教室および神奈川県眼科医会の主催のもとに開かれた。その時の印象記をとの本誌編集子からの依頼であるが,考えてみればこれははなはだ責任の重い仕事である。しかし引き受けたからには私なりに見たこと,聴いたことについて,できるだけ率直に,かつくわしく書いてその責任をはたす必要がある。このことに関しては,従来も学会の都度,それぞれの人がその印象記を書いている。しかし今までは主として個々の口演内容の紹介あるいは質疑等について重点がおかれてきた感がする。今回はそういつた従来の印象記と異なつて,学会に参加して受けた印象そのものを主にしてほしいとの編集子の注文である。そこで私もその線にそつて,印象の薄くならないうらにと考えたわけであるが,それはなかなか簡単なものでない。全会場を見て回つたわけではないから,どの程度に学会の雰囲気というようなものを掴み得たかはなはだ心もとない。限られたものにならざるを得ない。この点は幾重にもお含みいただきたい。
今回の学会で最初から私の最も感じたことは,神奈川県眼科医会の先生方がすごく協力をされていたのではないかということである。
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