Japanese
English
特集 眼科臨床における診断・治療上の困難例
手こずつた症例
Difficult cases for diagnosis and treatment
樋渡 正五
1
Shogo Hiwatari
1
1日本医科大学眼科
1Department of Ophthalmology, Nippon Medical College
pp.1341-1343
発行日 1964年12月15日
Published Date 1964/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410203077
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最近は種々の抗生物質や副腎皮質ホルモンが色々と合成され,副作用も少くなつて,以前ならば相当に手こずつたと思われる症例でも頓挫的に病状を変化せしめ得ることも可能となつてきた反面,早期からこれ等の薬剤を使用する関係上,教科書に記載された様な症状がその経過に於いて著しく異つた様相を示す関係もあつて,中々診断に経過に又治療に於いて迷わされることが多い。
その様な例の中から1,2の症例を記載して読者の参考に供したい。何等かのお役にたてば幸いであり,考え方等についても得る所があれば著者の幸甚とする所である。
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