印象記 第68回日本眼科学会印象記
第3日,午前の一般講演
早野 三郎
1
1信州大学医学部眼科
pp.1007-1008
発行日 1964年8月15日
Published Date 1964/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410203018
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学会に顔は出していても,友人と喫茶室で油を売つていたり,合語らつて観光に飛び出してしまう私にとつて,学会印象記は学会後の楽しみな読み物の一つである。殊に二会場制となつてからは出席していても聞き得ない講演があり,抄録とは異る味わいと学会号のような堅苦しさがない印象記でそれを知り得るからでもある。
それにしても,終日行なわれる講演と質疑応答を逃さず聞き要点を把握しておられる印象記執筆者の努力と博識には何時も感心していた。ところで一日会場にいたとしても全てを理解出来ない自分にその役が廻つてきてみると,何か試されているようで,二の足をふんだが,講演数が6題ならどうにか責も果せそうな気になつて引受けてしまつた。
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