臨床講義
点眼藥の処方について
弓削 経一
1
1京都府立医科大学眼科教室
pp.1419-1425
発行日 1955年12月15日
Published Date 1955/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410202398
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点眼藥は藥を結膜嚢内で働かせるもるのと眼球内へもちこんで働かせるのとの2つの目的をもつている。後者の目的のためには角膜透過が特に考慮せられねばならない。一般に点眼藥がそなえておるべき必要な条件として,次の様なものが数えられる。
a.藥がよくきくこと b.なるべく刺戟性がないこと c.組織をいためないこと d.藥が安定であること e.藥が細菌その他に汚染せられないこと
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