臨床講義
束状角膜炎
國友 昇
1
1日本大學眼科
pp.567-570
発行日 1952年7月15日
Published Date 1952/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410201225
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患者は29♀,某醫の妻,初診は昭和26年1月12日家族歴には特記する事なく生來健康で著患を知らない。
昨年10月中旬第2番目の子供を産んでから多少疲れ易くなつたと云つている。約1カ月前から左眼の充血と異物感,流涙及び羞明を覺え專門醫を訪れた所メボシと云われ治療によつて1週間後には大分樂になつた。年末多少無理をした所,再び充血が強くなり症状は元に戻つたがお正月になつたので其儘我慢した。1月6日再び治療を受け其後續けていたが段々惡化する樣なので1月12日來院した。體格榮養共に普通より良く皮膚にも異常なく所謂腺病質の體質であるとは云えない。
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