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手術メモ(IV)
中村 康
1
1日本醫大
pp.467-468
発行日 1949年10月15日
Published Date 1949/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410200470
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兎眼症は色々の場合に見られる。瞼裂の充分閉鎖されないで角膜が露出し兎眼性角膜炎を招來し角膜潰瘍を造り角膜を破り失明に到らせる危險がある時其の防止に輕度のものは無刺戟性ワセリンを瞼裂に塗布し角膜結膜の乾燥を防ぎ高度のものは瞼裂縮少或閉鎖手術を行ふ。
後療法:創縁は4-5日にて癒着する故其後拔糸し蒸氣罨法域赤列線照射を行い癒着創の充血を去る。若再開の必要ある時は癒着創部のみを剪刀にて切斷する。
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