臨床實驗
結核未感染者に見られた輕症の交感性眼炎に就て
田野 良雄
1
1東大眼科
pp.230-231
発行日 1949年6月15日
Published Date 1949/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410200377
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交感性眼炎に對して對結核療法(A・O及ヨードカルシューム又はカルチコール注射等)を行えば必らずしも起交感眼摘出を行わずとも之のみにて良好なる治療成績を得られることが中村教授・内田氏等によつて唱道せられて居る。私も輕症の交感性眼炎と思われる一例に對し保存的療法を行い速かに良好なる結果を得たので色々批判の對象となる症例ではあるが茲に記載して文献に追加したい。
〔患者〕坂○光○,20歳,女工員,初診昭和18年7月28日
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