Ⅵ外文抄録
Archives of Ophthalmology April 1946(1946年4月)/Archives of Ophthalmology Volum.35, Number 6.Juse, 1946.
pp.224-226
発行日 1948年10月20日
Published Date 1948/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410200283
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6)梅毒性葡萄膜炎(ペニシリン療法を含む各種療法の成績及び診斷並びにHerxheimer反應について)
Joseph V. Klauder, M. D. and George J, Dublin, M. D.
梅毒性葡萄膜炎此處に梅毒を原因とする眼病のHerxheimer反應に就いて述べて見たい。
562例の葡萄膜炎中梅毒性は59例105%でその中22例は先天性37例は後天梅毒であつた。(Guyton及,Woods)Herxheimer反應はスピロヘータを殺す藥品の初回投藥後に起る梅毒疾患の惡化状態であると言へる。即ち梅毒性炎症が強ければ強い程殺スピロヘータ劑が強力なればなる程且その分量が多く,投與の方法が直接的であればある程(筋肉内又は血管内)He—rxheimer反應は著明で,この反應は梅毒の第二期發疹時に砒素劑の大量血管内注射後最も良く現はれる。砒素劑及びペニシリン療法後のHerxheimer反應について述べ且この反應は診斷の一助となることが分り大して有害でないことも明白である。自分の體驗した72例の梅毒性葡萄膜炎患者は21歳から63歳迄で42例は男性30例は女性黑人が50名(中28名は男性)白人が22名(中14例は男性)であつて72例中55例は片眼性,17例は兩眼を患ひ,15例は結節性葡萄膜炎の形である。
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