特集 眼科診療:5年前の常識は,現在の非常識!
6 神経,外眼部,腫瘍などの疾患
■腫瘍
眼内腫瘍の手術による組織診断
小島 孚允
1
1さいたま赤十字病院眼科
pp.436-440
発行日 2011年10月30日
Published Date 2011/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410103987
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ここが変わった!
以前の常識
●眼内悪性腫瘍の手術は腫瘍細胞を播種する危惧があり,できる限り避けるべきである。
●眼内悪性リンパ腫は稀な疾患であり,原因不明の慢性ぶどう膜炎として漫然とステロイドで治療されている例が多かった。
現在の常識
●手術法の進歩により,悪性腫瘍の手術も以前より安全に行うことができるようになった。
●眼内悪性リンパ腫は近年増加傾向にある1)うえに悪性度が高く,早期治療のために硝子体手術による早期診断が極めて重要である。
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