特集 緑内障診療―グレーゾーンを越えて
Ⅱ.治療編
3.開放隅角緑内障
a.レーザー治療
《マイオピニオン》半導体レーザー毛様体破壊術の適応と実際―消極派の立場から
羽田 麻以
1
1東京医科大学眼科学教室
pp.269-272
発行日 2009年10月30日
Published Date 2009/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410102969
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はじめに
毛様体破壊術(cyclodestructive surgery)は毛様体組織を破壊し,房水産生を抑制することによって眼圧下降を得る術式である。術式としてジアテルミー穿刺凝固をはじめ,冷凍法,低周波電流破壊,キセノンアーク熱凝固,超音波破壊,レーザー凝固など多くの方法が報告されたが,現在では半導体レーザーによる経強膜法が施術の容易性とその効果,ならびに装置の携帯性と費用などの面から最も普及している。ここでは経強膜半導体レーザー毛様体破壊術の成績と問題点について述べる。
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