特集 第59回日本臨床眼科学会講演集 (4)
専門別研究会
レーザー眼科学
岸 章治
1
1群馬大学
pp.1066-1067
発行日 2006年6月15日
Published Date 2006/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410101682
- 有料閲覧
- 文献概要
「レーザー眼科学」は例年どおり一般講演,レーザーカンファランス,特別講演の3部構成で行われた。
一般講演
一般講演は4題あり,飯島裕幸氏(山梨大学)が座長を務めた。
八百枝潔氏(新潟大学)らは,塩酸ブナゾシン(デタントール)による正常眼圧緑内障の視神経乳頭の微小循環をレーザースペックルフローグラフィー(LSFG)によって調べた。塩酸ブナゾシン点眼前,2週間後,4週間後の視神経乳頭血流を比較したところ,SBR(square blur rate)値は点眼後に有意な増加を示した。正常眼における塩酸ブナゾシンによる視神経乳頭循環への影響は過去に報告されているが,正常眼圧緑内障眼での報告はなく意義のある報告であった。
Copyright © 2006, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.