特集 第58回日本臨床眼科学会講演集 (2)
専門別研究会
レーザー眼科学
岸 章治
1
1群馬大学医学部眼科
pp.528-529
発行日 2005年4月15日
Published Date 2005/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410100495
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「レーザー眼科学」は昨年同様,一般講演,レーザーカンファランス,特別講演の3部構成で行われた。
【一般講演】
斉藤孝恵氏(東北大)らは網膜色素上皮上に限局した漿液性網膜剝離を認めた77歳男性の光干渉断層像を示した。浜田幸子氏(浜田クリニック)らは光干渉断層計(OCT)で糖尿病網膜症が発症する前の患者(NDR)と正常人の網膜神経線維層厚(RNFL)を測定し,興味ある結果を報告した。すなわちNDRのRNFL値は正常例より低く,血圧が上昇するとさらに低下する傾向があること,正常例より加齢による低下が大きいことを示した。
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