ことば・ことば・ことば
原著
pp.1459
発行日 2003年9月15日
Published Date 2003/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410101374
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- 文献概要
初版が大正14(1925)年に出た石原忍先生の「小眼科学」は画期的な教科書でした。当時の医学書のほとんどが「縦書き」だったのに,「横書き」を採用したからです。ちなみに日眼会誌(日本眼科学会雑誌)が横書きになったのは,昭和2(1927)年の第30巻からでした。
この「小眼科学」のお陰で疾患概念がキチンと整理されました。また,日眼総会での一般講演の順番も,かなり長い期間,この本の順序に従っていました。その結果として,眼瞼や結膜疾患の発表を学会の初日にもってくるのがずっと慣例になり,最終日にくるのは緑内障と眼窩関係でした。
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