今月の臨床 胎児診断—テクニックと評価
心拍数
2.音刺激テスト—FASテスト
竹村 秀雄
1
Hideo Takemura
1
1小阪産病院
pp.764-765
発行日 1991年7月10日
Published Date 1991/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409904933
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胎児診断に広く用いられている胎児心拍数図(CTG)はfalse negativeが少ないため胎児のwell beingを確認する方法として優れている。ただfalse positiveが多く,NSTとして用いる場合は長時間を要することが多い(図1)。
音刺激テスト(fetal acoustic stimulation test:FAS-testまたはvibro acoustic stimulation test:VAS-test)はCTG検査に際し母体腹壁上から音による刺激を与えることによってresting stateにある胎児をactive stateとして検査時間を短縮することができると共にnon-reactive例が半減するとされている。
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